ひらく学校

お知らせ

みる・なぞる

  • 2022.9.6.火曜
  • 活動紹介

画家の黒瀬正剛さんとともに、描く題材を探しに、ちょっと変わった散歩から始まりました。黒瀬さんは、決して町の風景や何かの構図をみるわけでもなく、地面を見たり、普段絶対に通りすぎる壁を見たり。黒瀬さんが案内してくださるのは、さまざまな「線」でした。年月が重なってできた雨の「しみ」や、壁の「ひび」、「木に自然にできている傷」。そして、通りかかった鳥や蝶々が飛んでいる軌道をなぞって「線」を見つけたりと、今まで見ていなかった世界があったことに気付かされました。

散歩の後は、その線を自分を通し、紙にのせていく時間。
「世界は、どこもアートなんですね」と参加してくれた高校生は、視野が広がった様子を自分の言葉で伝えてくれました。
みんな、思い思いに自分だけが見つけた見え方を表現する姿は、とてものびのびと自由な時間でした。

五感を磨く茶道入門

  • 2022.9.3.土曜
  • 活動紹介

「お茶を楽しむことから始めましょう」と石州流の石川先生に茶道入門として、体験させて頂きました。

初めて入る茶室や、初めて知る茶道の道具、掛け軸、お花、香、着物、などなど、総合芸術と言われるぐらい、さまざまなことを季節と共に感じることができる世界で、その豊かさの入口をのぞいてみた感じがしました。

もてなす側、もてなされる側、双方の心が通い合う心地のよい状態をつくりあげるという世界観。

ひとつひとつの作法が丁寧に行われていく様子は、見ていて背筋が伸びながらも、その美しさにひたる、ゆったりとした時間が流れていました。

学生さんたちも、初めてするお点前、緊張ながらも実際にするとすごく楽しい表情で、その美しい世界を堪能している様子でした。

今日の掛け軸: 喫茶去

「まー、お茶でも飲みなさい」という意味から

茶を飲む、その一事に専念すること。茶を飲むときは茶だけに自分を向ける。ほかに心を向けることをしない。という意味にもなるらしいです。

ひとつひとつが「無」「空」になる静かな世界を感じました。

本物に触れる竹ものづくり

  • 2022.9.3.土曜
  • 活動紹介

生駒市高山町の三原啓司さんのもとで、たっぷりと伝統工芸に触れる贅沢な一日。

三原さんは、接着剤を使わずに柄杓(ひしゃく)をお作りになられる点で、今や日本でお2人ぐらいしかおられない技をお持ちの方で、その柄杓を手にとるとその繊細さと美しさにただただ言葉を失いました。

竹の素材を知り尽くされ、全国に竹の材を求めて行かれるそうで、その土地にしか生えない竹を使ってのものづくり、そして、緻密に、はめ込み式で組まれた柄杓の柄には、圧巻でした。

そんな三原さんに、今日は、丁寧にご指導を受けながら、抹茶をすくうための茶杓(ちゃしゃく)を、自分で小刀で作っていきました。

思うように切れないことを体験しながら、三原さんの技の凄さを感じ、また竹の素材と向き合うことや竹の美しさなど、何年も後世に残るものを作るという感覚、その繊細な感覚の使い方を肌で感じる贅沢な時間となりました。

SOREZORE 〜それぞれのデザイン〜

  • 2022.8.31.水曜
  • 活動紹介

SOREZORE 第3回~それぞれのデザイン〜

このイベント最終回は、中島幸佑さんのヘルマンハープの演奏で会場は、優しい音色に包まれて始まりました。

そして、いよいよ、Good Job!センター香芝の小林大祐さんによるインクルーシブデザインWS。ほとんどの方が初めて触れる「インクルーシブ・デザイン」という考え。小林さんから説明や事例を聞いていくと、大事なことは、「〜のために」ではなく「〜とともに」の視点。相手を尊重する際に、自分を妥協させて相手に寄り添うのではなく、自分も表現した上で、「ともに」より良いものを見つめ、創り上げること。そしてそれは、自分と相手が違えば違うほど、相手の話を真剣に聞くことでそれは興味深いものとなり、対話として深めていくことができるということ。

それを実際にWSで体感する時間。年齢、職業、経験などバラバラな方々でのグループ。時間が経つにつれ、どのグループも融合していく空気が目に見えるように、広がっていき、最後の発表では、各グループの一体感、そのグループで辿り着いた境地に「ともに」いるということがすごく伝わってきました。

ワークを始める前に、小林さんが教えてくださったことがとても印象的でした。
①「おもしろくない」「楽しくない」は、遠慮なく言おう。
②「じゃあ、代わりのアイデア出せよ!」は、言わないようにしよう。

①は、妥協案は、誰にとってもいいものにならないので、自分の心で感じたことは、勇気を出して伝えることがよりよくなるということ。
②は、心のざわざわは、説明できるのものばかりではないからこそ、そこをみんなで聞き出してあげるようにしよう。ということでした。
インクルーシブに至るまでには、自分の気持ちもいろんな段階や、様々な変化を経て、「ともに」新しい地点に到着する過程もとても有意義だということを感じました。

2時間でのたくさん学び、それをとてもわかりやすく実況的に書き留めていく「スクライビング」。今回、SOREZOREのチラシをデザインしてくださった根元さんが、見事にまとめてくれました。
そして、今回の空気その全てを写真で残してくださった、サクサクさん。
そしてそして、深い学びをしてくださった小林さん、ありがとうございました。

生駒市の公式facebook「グッドサイクルいこま」は、市民PRチームと市職員が生駒の魅力全般を発信しています。

先日、取材をして頂き、Tシャツの出来上がりを写真撮りして頂きました。

<8/23の投稿です>

https://m.facebook.com/goodcycleikoma/

SOREZORE〜それぞれの表現〜

  • 2022.8.26.金曜
  • 活動紹介

SOREZORE 第2回〜それぞれの表現〜

みきまる座、座長の安藤美紀さんは、生まれつき全く聞こえない聴覚障害。そんな美紀さんが、自分が演劇を楽しめないのが残念で、それなら自分で〜と立ち上げた劇団です。

今回の題目『いけす』は、美紀さんの生まれるまでと生まれて障害がわかったときの状況とを赤裸々に演じる公演。
美紀さんの力強い演技。なぜ、そうなったかは、それまで美紀さんの育ち方、大変だったことを乗り越えて生きてきたことがそのままエネルギーに変わって溢れ出でいる感じでした。

美紀さんの、お母様は、「親は、先に死ぬ。この子が生きていくためにはー」ということを必死に想い、愛情を持って厳しく育てられたとのことで、お父様は、「俺は、海の男。美紀も海の子だ。海の中では音は聞こえないも同じ。海外に行けば、言葉もわからない。それと同じこと。」とおっしゃられたそうです。両親のその想い、どちらにも感謝です。と、美紀さんは、耳が聞こえないため、言葉を発するのは難しい中でご自分の言葉で語ってくださいました。聞こえづらいところもあるのですが、その分会場にいるみなさんそれぞれが、美紀さんの生の声、心の声を聞きたくて、自分の感覚を集中させて聴いている感じがしました。

ある学生の感想で「私は、特別支援学校で働くことを夢に目指しています。障がいのある人たちの目や耳や身体や脳になり、一緒に色々な世界を見たいと思っています。」というのを書いてくれていました。たくさんの学生が、本当にしっかりと美紀さんの表現を感じてくれている姿がとても印象的でした。

一生懸命に伝えるということ、生駒で公演してくださった、みきまる座の皆さん、本当にありがとうございました。

SOREZORE ~それぞれの見方〜

  • 2022.8.26.金曜
  • 活動紹介

SOREZORE 第1回 それぞれ

第1回目「それぞれの見方」ディスレクシアの三﨑大志さんと、パラクライミング日本代表の濱ノ上文哉の対談が終わりました。

「それそれの見方」ということで三﨑さんには、普段どんな風に見えているのかを、ホワイトボードに書いてもらったのですが、中国語でもない、韓国語でも見たことのない文字が出てきて参加者の皆さんもびっくりしたように注目していました。三﨑さんは、いつもそんな中で暮らしているため文字が多く並んでいると文字酔いするそうとか。また、ディスレクシアの方は、文字を認識するのが遅いことが特徴のようで、一枚の書類を見たときに、そこに書かれている文字は一瞬では認識できず、焦点を絞って1文字ずつ見ようとしたらやっと見えてくるのだとか。ですので、板書や読む速度が遅くて学習についていけなかったりするとのことでした。

一方、濱ノ上さんの見え方のお話は、実際に視力のお話ではなく、障害や物事をどのように見ているかといった話で、『蛍光灯は、そもそも点滅しているものが人の目には、一定して光ってるように見えるし、また、ナメクジには、違う見え方をしているし、コウモリは、そもそも目が見えないし〜。そう考えると世界の生きている動物、生き物、人間で考えると人の見え方だけが、一般的なのではなく思えてー。そうなると僕は、今回は、その一般的な方では、なかったけど、その世界を楽しもうかなと』という物凄く、深い価値観に触れ、自分達の当たり前が揺さぶられて広い世界に開放される感覚になりました。その他、日常で海でSAPを楽しんだり『やりたいということは、やりたいと行ってみる』など、今の自分を悲観するでも諦めるわけでもなく、受容してそして楽しむという姿に、説得力があり勇気や希望をたくさん頂きました。

お2人ともユーモアたっぷりで、オープンに何でも話してくださり、会場は、笑いと、頷きと、障害への理解と、勇気とで溢れていました。

なかなか、障害のある人方に聞けない事、お互いに相手を思い話すことで、お互いの見え方が様々な方向へ広がることを感じる時間になりました。

三﨑さん、濱ノ上さん、本当に貴重で、そしてとても楽しい時間をありがとうございました。

デザインを形にするWS

  • 2022.8.23.火曜
  • トーク・ワークショップ

7月のWSが人気のため、今度は秋の長物デザイン!!

生駒のグラフィックデザイナー松尾隆志さんと共に、自分で描いた絵や言葉をTシャツやトートバッグとして形にすることで、「デザインをする」ということを学んでみませんか?
何気なく描いている自分の絵、製品にするとなると少し違う目線で客観的に見ることになり、普段と違う見方に触れることで、街の中のデザインやいろんなものの見方も変わってきます。シルクスクリーンという版画で、一点ものの自分の製品づくりをする2日間です。

1回目 10/2(日)13:00-16:00 [場所:COME 生駒市東松ヶ丘5−23]
グラフィックデザイナーをされている松尾隆志さんから、デザインのことや、シルクスクリーンについて学び、その後、自分のデザインを実際に描いていきます。

2回目 10/30(日)13:00-14:30 [場所:COME 生駒市東松ヶ丘5−23]
版を使って実際に刷っていく時間です。
色や配置を考えて、形にしていく喜びを体感してみよう。
☆版は、お持ち帰りしていただけます。自由に自分でいろんな布にデザインを刷ることができます!!飾っておくことも、かわいいです!!

全2回 8500円(税込)
*Tシャツや長袖シャツ、トートバッグなど布代は、別途となります。
ご持参いただくことも可能ですし、1回目にカタログから注文頂くことも可能です。

申し込みは、こちらのフォームから

デザインを形にするWS

  • 2022.8.15.月曜
  • 活動紹介

2回の講座。

<1回目 デザインを描く時間>
みんな絵を描くことが好きな様子で、迷いなくそれぞれに線を描いていきました。
普段は、ただ描くだけで終わるところが、それがTシャツという形になるということで、普段より何倍も吟味する時間となり、何回も描き直しながら、自分の理想を追求する姿は、とてもカッコよく見えました。

描くだけではなく、Tシャツのどの部分に印刷するかや袖にも模様を配置したりと、普段とは違う感覚を使い自分の好きを知るという時間となりました。

<2回目 形にする日>
Tシャツやトートをイメージして、自分のデザインを描いたものが版となり、実際にその版を刷って完成させる日。

はじめての作業、版をする姿は、みんな真剣で、布に綺麗にプリントされ、まるで売っている商品のようになった時の表情、そこからは、満足感がひしひしと伝わってきました。
自分でデザインしたものが形になることって、普段なかなかない中で自分の感性を誇りに思えること、そんな時間を社会に出る前に少しでも多く重ねてくれるといいなと思いました。
描かれているものは、それぞれの思いがこもっていて、意味があるものが多く、そのあたりも見ていてとても感慨深かったです☆

学生ひとりひとりに寄り添って丁寧に教えてくださった、
生駒にあるCOMEのグラフィックデザイナーの松尾さん、本当にありがとうございました。

ひらく遠足

  • 2022.8.15.月曜
  • 活動紹介

(株)ノトス クリエイティブ ホーム代表の松谷さんのお誘いで、現在松谷さんが手がけておられる古民家の改装現場と近くの茶畑見学を〜ということで、和束(加茂駅)にみんなで行ってきました。

加茂 和束は、お茶の名産地で、車で走らせると、見る景色が、すべて茶畑という青空のもと、都会から1時間の場所で全く違う次元に来たような感覚でした。

茶葉の育成からお茶になるまでの行程まで丁寧にご家族でつくられている湊製茶さん。
かぶせ茶を試飲させて頂き、今まで飲んだことのないお茶の味に昆布のお出汁みたい〜とみんなびっくりでした。三煎目まで味わったあとは、その茶葉にポン酢をかけて食べさせてくれたのですが、これが驚きの美味しさで、みんな大興奮でした〜。
https://minato-tea.stores.jp/

そんな素敵なお茶屋さんを後にして、向かうは、現場。

あと、3週間で完成を迎えた古民家。
大きな梁が天井にはしり、昔の大工さんの技術や木材の立派さを感じれる空間でありながら、現代の暮らしと調和する形で設計されていて、外の自然とも融合するというとてもとても心地よい空間でした。

改築前の現場の様子などを画像で丁寧に説明して頂き、普段考えたことのない、床下の構造や屋根裏のことなど、様々な知識を松谷さんが丁寧に教えてくださいました〜。

新築の家だけでなく、このように先人の知恵がつまった古い建物の味わいをうまく活かして、自分の生活に取り入れて暮らす住居のあり方。
DIYなども含め、これからの生き方としてまたひらく学校での学びとさせて頂きたいと思いました。

素敵な案内を企画頂いた松谷さん本当にありがとうございました☆
http://notos-creative-home.com