ひらく学校

本物に触れる竹ものづくり

  • 2022.9.3.土曜
  • 活動紹介

生駒市高山町の三原啓司さんのもとで、たっぷりと伝統工芸に触れる贅沢な一日。

三原さんは、接着剤を使わずに柄杓(ひしゃく)をお作りになられる点で、今や日本でお2人ぐらいしかおられない技をお持ちの方で、その柄杓を手にとるとその繊細さと美しさにただただ言葉を失いました。

竹の素材を知り尽くされ、全国に竹の材を求めて行かれるそうで、その土地にしか生えない竹を使ってのものづくり、そして、緻密に、はめ込み式で組まれた柄杓の柄には、圧巻でした。

そんな三原さんに、今日は、丁寧にご指導を受けながら、抹茶をすくうための茶杓(ちゃしゃく)を、自分で小刀で作っていきました。

思うように切れないことを体験しながら、三原さんの技の凄さを感じ、また竹の素材と向き合うことや竹の美しさなど、何年も後世に残るものを作るという感覚、その繊細な感覚の使い方を肌で感じる贅沢な時間となりました。