いこま教育フォーラム
- 2022.11.19.土曜
- お知らせ
〈前半〉生駒市教育委員会主催の塩瀬隆之先生の講演。
「問いのデザイン」の塩瀬先生が「居場所」をテーマに「それぞれが思う理想の居場所とは?」の問いにslidoで、参加者も加わるWSのような講演。
「自分らしくいれる場所」「変わろうと思わずに入れる場所」「ずっといたい場所」「自分の選択が許される場所」「また来てねと言われる場所」など、スクリーンを読んでいるだけで、すごくほっこり。
それを受けて、塩瀬先生が「みなさんもうすでに知っているんです。」その力強い言葉に、外に探さなくていいこと、みんなでそれを共有さえすればその場所は、自然に開かれていくような気がしてすごく安心できました。
最後に塩瀬先生が登校と不登校。対面とオンライン。などどちらかの選択肢しかないような大人の偏見が子どもの選択を狭めているとのお話。幅広い選択肢を感じていれる大人でありたいなぁとつくづく感じた講演でした。
〈後半〉「これからの社会を自分らしく生きるために」をテーマの分科会
ひらく学校を設立する動機にもなった河野遥太さんの不登校体験談トークを町矢が司会進行で塩瀬先生、そして小紫市長にお話をして頂きました。
不登校を経て高校生活で自分を取り戻し、そして、社会へ。
決して簡単な道のりではない中で、河野さんは、自分と向き合い続けてきました。
進路でつまずいた時に、自分の軸に気づかせてくれたのは、地域に入って必要とされた体験からでした。
引きこもっていて答えが出ない時間。進路に迷い答えが出ない時間。
そんな時間との向き合い方を塩瀬先生は、自然などの中にいるとすぐ答えが出ないことばかりです。そんな時は、ま、いいっかで時間を置いておくことも大切なんじゃないかなーと教えてくださいました。
塩瀬先生が、一番好きな禅語としてご紹介されていた「我逢人 がほうじん」
〜人と会うことから、すべてが始まる〜