ひらく学校

SOREZORE 〜それぞれのデザイン〜

  • 2022.8.31.水曜
  • 活動紹介

SOREZORE 第3回~それぞれのデザイン〜

このイベント最終回は、中島幸佑さんのヘルマンハープの演奏で会場は、優しい音色に包まれて始まりました。

そして、いよいよ、Good Job!センター香芝の小林大祐さんによるインクルーシブデザインWS。ほとんどの方が初めて触れる「インクルーシブ・デザイン」という考え。小林さんから説明や事例を聞いていくと、大事なことは、「〜のために」ではなく「〜とともに」の視点。相手を尊重する際に、自分を妥協させて相手に寄り添うのではなく、自分も表現した上で、「ともに」より良いものを見つめ、創り上げること。そしてそれは、自分と相手が違えば違うほど、相手の話を真剣に聞くことでそれは興味深いものとなり、対話として深めていくことができるということ。

それを実際にWSで体感する時間。年齢、職業、経験などバラバラな方々でのグループ。時間が経つにつれ、どのグループも融合していく空気が目に見えるように、広がっていき、最後の発表では、各グループの一体感、そのグループで辿り着いた境地に「ともに」いるということがすごく伝わってきました。

ワークを始める前に、小林さんが教えてくださったことがとても印象的でした。
①「おもしろくない」「楽しくない」は、遠慮なく言おう。
②「じゃあ、代わりのアイデア出せよ!」は、言わないようにしよう。

①は、妥協案は、誰にとってもいいものにならないので、自分の心で感じたことは、勇気を出して伝えることがよりよくなるということ。
②は、心のざわざわは、説明できるのものばかりではないからこそ、そこをみんなで聞き出してあげるようにしよう。ということでした。
インクルーシブに至るまでには、自分の気持ちもいろんな段階や、様々な変化を経て、「ともに」新しい地点に到着する過程もとても有意義だということを感じました。

2時間でのたくさん学び、それをとてもわかりやすく実況的に書き留めていく「スクライビング」。今回、SOREZOREのチラシをデザインしてくださった根元さんが、見事にまとめてくれました。
そして、今回の空気その全てを写真で残してくださった、サクサクさん。
そしてそして、深い学びをしてくださった小林さん、ありがとうございました。