ひらく学校

3月に開催のONE ROOM 〜ひらく学校の文化祭〜では、毎回、トークとして不登校経験や生きづらさについての体験談を語ってもらっています。
今年は、ひらく学校のつくるきっかけになった卒業生の2人。
卒業して5年いっぱい迷って、悩んで、社会でのしんどさにも体当たりしながら、2人とも自立している今。悩んだ分だけ、自分をよく知っていて、自分の言葉で語ることができる2人。辛かった分だけ人への配慮ができて気がきく2人のお話でした。

<トーク>
5年前にYMCA学院高等学校を卒業した、河野さん(写真右)と、三﨑さん(写真左)
2人の進路についてのお話。

<河野さん>
小学校後5年から学校になかなか通えず家で孤独と闘うことも多かった時を経て、学院高校では、クラスのムードメーカーになるも高3の卒業する3月まで進路が決まらずでした。それまで、自分で決めることを尊重して見守っていましたが、いよいよ3月に相談の声がかかり、そこから、生駒のイベントや生駒の職業人に会ってもらいました。その中で、「ここで働きたい」と思える場所に決めることができました。その後、4年そこで働き、昨年から正社員となり、今週なんと国家資格の介護福祉士に合格しました。

<三﨑さん>
ディスレクシアという読み書きが困難という神経発達障害とADHD(注意欠如、多動症)を持ち合わせています。いろんな面での生きづらさの中で生きていますが、見た目では、わからずその苦しさが理解されないという辛さを抱え、本人は、それを決して愚痴ることなく、それでも人生楽しみたいと自分の哲学の中で生きています。障害があるため、好きな道は、諦めバイトでの生活を4年送るが心身ともに疲弊。そんな中でこの春、正社員になることができました。

2人とも今の日本の大多数の学生が歩む、進学の道には、「行けず」、「行かず」でしたが、卒業して5年、それぞれ自分の仕事を見つけ、社会に必要とされイキイキと生きているその「歩み」について聞いてみました。
2人は、正反対の性格と考え方の持ち主。でも、お互いのその歩み方を尊重している親友です。2人の真面目で、人のために立ちたいという誠実な思いに触れ、そんな素敵な彼らを社会に繋げることができないのなら、私の存在の意味がないと感じ、ひらく学校の設立となりました。設立から5年が経ち、2人を社会に第一段階めの繋げることが少しできた今。

力強く生きる2人の言葉を聞き、これからは、2人に恥じないように「自分を生きる」ということがこれからの指針にひとつになることを、感じました。自己を見つめ悩んで悩んで、その先に発せられる言葉。

☆トーク中、答えれなかった在校生からの質問に河野さん、三﨑さんが答えて書いてくれてます。(河野さん代筆)

Q「他人に迷惑をかけるな」と言われることがありますが、それをあまり気にしすぎると自分らしく生きることができないと思うのですが?
A(河野さん)思っているならそのままでいいと思う
B(三﨑さん)迷惑をかけるということを考えたことがない。迷惑は、かけるもの

そして何よりぜひ真っ直ぐな心の声に触れてみてください。
(30分のトークでは、決して伝えきれない2人の人生と感性でした。またの機会に・・・)

ひらくのYouTubeチャンネルでONE ROOM2026①~④で配信しています。
①ひらく学校設立のきっかけの2人

②生きづらさについて

③社会へのつながり方

④進路への向き合い方